His Master’s Voice 〜世界で最も有名な犬「ニッパー」〜

His Master's Voice  〜世界で最も有名な犬「ニッパー」〜

 

 

第5回となる今回は、世界で最も有名な犬といっても過言ではない、ある犬についてお話します。

HMVやRCA、日本ビクターなどの企業のトレードマークとして知られる犬、名前は「ニッパー」といいます。ニッパーと聞いてもピンと来ないかもしれませんが、このマークを見たことのある方は多いのではないでしょうか。

 

 

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ニッパーは1884年、イギリスのブリストルに生まれました。いつもお客さんの脚を噛もうとすることから“Nipper”(nip=噛む)と名づけられました。飼い主はイギリスの風景画家、マーク・ヘンリー・バロウドでした。ニッパーは自分からは喧嘩を仕掛けたりしないものの、売られた喧嘩には立ち向かって勝つような、やんちゃな犬だったそうです。

1887年に飼い主のマークが病死したため、同じく画家である弟のフランシス・バロウドが彼を引き取りましそた。その8年後、ニッパーは11歳で息を引き取り、テムズ川ほとりの桑の木の下に葬られました。ニッパーの死から3年後、フランシスはエジソン・ベル社の蓄音機を熱心に聴くニッパーの絵を描きました。こちらがその絵です。

 

 

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オリジナルの絵

 

ニッパーは、蓄音機から流れる亡くなった主人の声をじっと聴いているのです。絵には「His Master’s Voice」という題名がつけられました。

フランシスはエジソン・ベル社に絵を持ち込みますが、「犬はフォノグラフを聴いたりしない」と言われ破談してしまいます。次に向かったグラモフォン社の社長に気に入られますが、そこに描かれているのがライバルであるエジソン社の蓄音機だったため、グラモフォン社の製品に描き直すことを条件に買い取ってもらえることになりました。値段は100ポンド。今のお金に換算すると約700万円ですから、かなりの大金です。

 

 

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   書き直した後の絵

 

あのHMVはもともとグラモフォン社の自社ブランドであり、「His Master’s Voice」の頭文字をとって付けられました。その後グラモフォン社の姉妹会社であるビクター・トーキングマシン社がこの絵の商標権を買い取り、アメリカ国内はもちろん全世界に浸透することになったのでした。

ちなみに、1929年にビクター・トーキングマシン社を買収したRCAでは、1991年からと呼ばれる仔犬も加わっています。ニッパーの息子ということです。

 

 

ニッパーとチッパー

 

 

当店でもHMVの蓄音機を多数取り扱っております。

1927年のアンティークのフランス製グラモフォンです。ポータブル蓄音機の傑作、HMVモデル101になります。サウンドボックスはHMV No.4です。

現代のデジタル・レコードプレーヤーでは、どうしても発音できない音域の周波数を表現でき、

実際に聞いてみると驚くほどの音の美しさで、アナログであるとはとても信じられません。 

状態はこれ以上ないほど良く、今でも普通にハンドルを回してレコードを聞く事が出来ます。回転数の調節も可能です。

ポータブルだけに、いろんなパーツが上手く収まるように工夫が凝らされていおり、とても機能的なアンティーク蓄音機となっています。

ポータブル蓄音機 HMV モデル101はこちら

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アンティーク グラモフォン ポータブル蓄音機 HMV モデル101(uaa1006)

 

 

 

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